憧れの彼が
ソノ気になったら?
ピザ屋のケンジとカエデ
僕のバイトはピザの配達。大学入る前からずっと続けていて、最近は受験勉強のために休んでた。
さすがに半年もたつと、新人が増えていて、知らない人がたくさん。でも、店のいい雰囲気は変わっていない。
仕事歴は僕の方が長いけど、新人さんのほとんどが僕より年上。仕事を教えることも、教えられることもよくあった…。
そうした人たちの中に、ケンジにそっくりな人がいたんだ(彼も年上だけどね)。あんまりそっくりだったから、ミーハーな僕はその人とばかり話してた。
からかったり憎まれ口たたいたりしてたけど、ケンジも笑ってカラんでくれてたし、結構仲良くなって…いつの間にか僕は、ケンジがスキになってた。
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ソノ気の彼に
心が温まる。
ケンジが僕の肩を抱いてきたり、オシリに触ってきたりすると、僕はそれだけでコーフンしてしまう!
そんなコトされたら仕事に集中できないよ(苦笑)…ケンジが触れてくれるのはウレシイけど…♪
人が足りず、ピザメイク中のとき、ケンジに『ガンバレよ!』とオシリをパァンッと叩かれて、僕は思わず
「ア…ッ♪」
とちょっと気持ちよくなっちゃって…腰が引けたはずみに、メイク中の生地が床にバスッ…。
ケンジが『俺のせいです』フォローしてくれたけど、配達が遅れて店長に怒られて、僕はずっとヘコんでた。
帰り道の途中でケンジは『まさか、アンッ♪なんて…悪い悪い!』だって。
「ケンジのせいだろ!」
言いたかったけど、ケンジの顔が妙にバカバカしくって、笑っちゃったw
これがケンジの謝り方なのか…って。ケンジをどんどんスキになるのが分かった。
つづく…
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